人生に疲れた心を癒す、かびそうまのアローマブログ

ぼくでも、人生に疲れた人を少しだけでも支えられたらいいと思って書いていきます...。

古きを生きた偉人たちから学んで、新しい自分を作っていこう

 

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古くからあるものは最新のものに劣るのか?

 

 ぼくの生まれ故郷である福島県南相馬市の隣にある、相馬市には大堀相馬焼という陶器の伝統工芸品があります。緑色の陶器に馬の焼き入れ模様が付いていて、ぼくの祖父母はそれを使って料理を作っていました。昔から存在するものでも、今日まで在り続けられているものは一握りのものしかないとぼくは思います。なぜ残り続けられるのか。それは、現代に住むぼくたちにも魅力的に映っているからです。歴史を学ぶ意味が分からない、偉人の考えは偉人だからこそできたもので、ぼくたちには到底できるものではない。そのように考えている方がいると思いますが、それは違います。あまりに難解なものは、たとえ由緒正しいものでも魅力もまたわかりにくいので廃れていくからです。今日は偉人の考えや歴史など、古きを生きたものを学ぶ意味をお教えします。

歴史を学ぶ意味

 

 歴史を学ぶ意味や魅力は、自分の可能性を広げることができる点が挙げられます。織田信長は、鉄砲をポルトガルやスペインから買い集めたり桶狭間の戦いで夜戦を仕掛け兵力差で完敗していた今川軍を討ちました。ぼくはそんな信長公は現代におけるスティーブ・ジョブズに通じる信念や突飛な発想性を持っていたと思います。しかしながら、信長公はもしも世界を知って日本の狭さを学んでいなかったなら、うつけものと称された少年時代すらもなかったはずです。うつけものとは諸大名を油断させる演技でしかなく、彼らからの批判は耳にもしなかったと思います。信長公はさっさと日本を平定し、外交政策をとらなければ日本を支配されると思っていた、つまりは諸大名よりも先を見ることができていたからです。世界を知らないならそんな可能性は当然ながら生まれません。ぼくたちにも言えることです。歴史を重んじ偉人たちの世界を一つずつ見ていくことによって、見えるものが多くなっていきます。先だって見ることもできます。そして見えたものの中には自分の生きがいに合ったものがあると思います。ぼくは諸子百家の先生たちをリスペクトしていました。彼らは賢いと称され、ぼくの人生にきっと役に立つことを残していると思ったからです。結果としてその予想はあっていました。ぼくは苦しみに飲み込まれそうになった時、老子無為自然の教えと出会って自分の人生の生き方を変えることができました。古いものに興味がないからと言って無下に扱っていては、楽しくなり得る人生もつまらなくなってしまいます

失敗の歴史からも学んでいける

 

 歴史には成功から模範的に学ぶことができますが、失敗からも反面教師的に学ぶことができます。戦争は多くの命が奪われ、人工物自然物共に破壊される凄惨な悲劇です。しかし、ぼくたちが戦争を悲劇だと認識できるのには、戦争を経験した先人たちがその悲劇ぶりを歴史として残していってこそ認識できるのです。人は間違いを正すことはできますが、間違いを新しく起こす可能性はあります。新しく起こってしまったなら仕方ないです。しかし同じ過ちを繰り返すことは、できる可能性を放棄していることです。歴史から学べば、いかにして間違いが起こったのか学ぶことができると思います。なぜ間違いが起こったのかがわかれば、それと別のことをすれば同じ間違いはしないので対策は楽になります。例えばフロンガスの問題。フロンガスを使用する電化製品がよく生産されていましたが、いまは生産されていません。これは、フロンガスを必要とする電化製品を使うと、その使用終わりの時に排出されるフロンガスオゾン層を破壊してしまうといった失敗があったからです。ぼくたちを危険な紫外線から守ってくれるオゾン層を破壊してしまっては、人類の存続にかかわってきます。よってフロンガスの使用は抑制されているのです。このように、歴史にはこれが成功と思っていたことが覆るなんて失敗はよくあります。それを正すことができれば、汚名返上となってこれからの成功にさえつながっていくのです。

今の効率主義に対しての特効薬

 

 今の社会では、利便性が最も追及されています。その弊害として自身の首を絞めていることには気づいてはいません。有用不要を突き詰めていくと、上記の利点を見失い歴史は過去のものだから不要と勘違いされかねません。また、ぼくの生まれ故郷で作られている大堀相馬焼も、利便性だけを求めるなら生産コストや耐久年数が良いプラスチック製の食器でいいでしょう。そのような利便性追求志向のしわ寄せが、ぼくたちにどんどん迫ってきています。今の地球はあまりに汚染されていて、かつ今の人たちはお金や便利性がある暮らしはしてるけど、どこか満足していません。何かを失っているのです。古きを生きた偉人やものから学んで、失った何かを取り戻し、新しい自分や生活を作っていきましょう。