人生に疲れた心を癒す、かびそうまのアローマブログ

ぼくでも、人生に疲れた人を少しだけでも支えられたらいいと思って書いていきます...。

心を癒す実践的な休息法 ~マインドフルネス瞑想について~

 

 

ぼくの注目”マインドフルネス”

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 皆さまはマインドフルネスという単語について何かご存知でしょうか?マインドフルネスとは、英語ではmindfulnessと書いて、注意深さという意味が当てはまります。身体中のあらゆる感覚に注意する、ということがマインドフルネスの大まかな説明としてふさわしいと思います。このマインドフルネスは近年の脳科学・神経学の研究の賜物もあって、疲れた時や傷ついたときに心を癒す実践的なメゾットとして注目されてきています。一体、マインドフルネスにはどのような効果があるのでしょうか。また、マインドフルネスとは具体的にはどうすれば実践できるのでしょうか。

心を癒す”マインドフルネス”とは

 

 まず、マインドフルネスにどのような効果があるのか、説明していきます。マインドフルネスは、精神科や心療内科の病院で行われるTMS磁気治療と似たような効果があります。具体的に言うと、これらは脳の働きの一つであるDMNデフォルト・モード・ネットワーク)を抑制する効果を持っています。DMNは我々が食事でとりこんだエネルギーの20%を用いて意識的な活動をしていないときに、意識の外で働いています。本の説明によると、このDMNは車のアイドリングストップに似ているとのことです。これによって、脳はあらゆる反応に対して、反射的に動くことができるのだとぼくは考えます。あなたは、子供のころに炊飯器の水蒸気に触って、あまりの暑さに瞬間的に手を引っ込めたことはありませんでしょうか。これ以外にも、熱すぎるものや冷たすぎるものに触れてすぐに手を引っ込めた経験はあるかと思います。これはまさにDMNが無意識に働いていて、そのおかげで危機的な状況に瞬間的に反応できたのだと思うのです。しかしながら、このDMNは危機的な状況に陥ることが少なくなった現代において、あまり活動しないものの余分に体のエネルギーを消費している大食漢でしかないのです。このDMNのせいで、あなたも疲れてしまったことは多いかと思います。「一日中ボーっとして休んでいたのに、疲れが取れなかった」といったことはありませんか。これはDMNが多大なエネルギーを消費していることが原因です。このように、DMNには利点もあるものの、大きな欠点もまた抱えています。その欠点はうつ病ADHDにも関わっていて、TMS磁気治療をしてでも補いたくなるほど大きなものです。そのDMNを抑えていくために、マインドフルネスは重要な役割を担っているのです。

具体的な”マインドフルネス瞑想”の方法

 

 次に、どうすればマインドフルネス瞑想が実践できるのか説明します。マインドフルネス瞑想は、まず椅子に座ることから始まります。瞑想と言っても、無理をして床に座ってあぐらをかいて、といったことは不要で、一は椅子に座ることをお勧めします。このとき、背中を軽く引っ張るように立たせ、お腹は少し膨らませてもいいのでゆったりとさせます。その後に、足がじんわり引っ張られているような、もしくは床と触れていて暖かくなっているような”感覚”を感じるように集中します。このときに重要だと思うことは、まるで木を見ず森を見るかのように、とにかく集中しようとはしないことだと思います。効率よく、また手早く疲れた心を癒したい気持ちはとてもよくわかります。でも、それでも集中しようと真面目に意識するものなら癒される効果は減ってしまい、瞑想に必要な時間がどんどん増えていきます。焦る気持ちが瞑想で余らせたエネルギーを使ってしまうからです。ここは、時に流されるかのように、感覚を感じることを長く待つこの姿勢がマインドフルネス瞑想にて重要なんだと思います。そして、先ほど足に向けていた意識を、上へもっていき呼吸に向けていきます。先ほどのゆっくりじんわり集中を呼吸に向けるのです。ここでも、上で書いたことを守り、とにかく待つことが重要です。はっきりというと、呼吸をする、のはご法度です。正しいのは、呼吸を待つ、です。これも先ほどと同じで、真面目に息を吸おうと意識することで脳がせっかく余らせたエネルギーを持ってってしまいます。それだと時間が増えていきますよね。身体は呼吸をしないとどうなるかもう分り切っています。ここは呼吸は身体に任せて、あなたの意識は感覚に集中しましょう。最後に、いくら感覚に集中して呼吸を待っていても、それでも雑念というものは湧いてきます。ここでもご法度があります。雑念を沸かせた自分の脳を、ひいては自分自身を何が何でも責めてはいけない、というものです。これは、雑念が湧くことは人間として当たり前のことで、普段通りの呼吸で、息がちょっと荒くなっても責めないように、あなたがあなたを責めるまでもないようなことだからです。ああ、雑念湧いちゃったな。そう思った後にゆっくりと呼吸待ちに戻っていく。その動作が雑念との共生に重要なんです。ここまでがマインドフルネス瞑想の基本的なルールとなります。

いまの世の中への特効薬

 

 いまの世の中は、何かになることを、何かをすることを当たり前としてとにかく動く働くことを強制されています。これでは疲れることもやむなしでしょう。ブレーキが壊れた車がガソリンをずっと使っていくのとおんなじです。そこで、今回はマインドフルネス瞑想というおすすめの心の癒し方を説明しました。朝5分早く起きてやる、夜5分長く起きてやるなど、自分との約束を決めるとより効果的になるとのことです。しかし、ぼくはその約束に囚われることなく自然に瞑想していくことをお勧めします。こちらに、今回の参考文献の「最高の休息法」(著者 久賀谷 亮 氏)の商品ページへの案内を張らせていただきます。この本には今回紹介できなかった瞑想法や、この記事よりもより筋道が通った論文参照の瞑想紹介ストーリーが書かれています。興味がある方、興味がわいた方、是非お読みください。

 

 

 

(瞑想 画像引用元 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/k_shingu/20160806/20160806224858.jpg)