人生に疲れた心を癒す、かびそうまのアローマブログ

ぼくでも、人生に疲れた人を少しだけでも支えられたらいいと思って書いていきます...。

あなたの人生にも影響を及ぼす「慣性の法則」について

 

 

慣性の法則、ご存知でしょうか?

 

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 あなたは「慣性の法則」という物理学の基礎的な法則をご存知でしょうか?この法則は中学校や高校の授業の中で説明されている、このブログ内でも触れられている(下記の記事を参考にしてください。)など、よくよく考えると耳にすることが多い、それほどまでに一般的な法則です。実を言うと、この法則は過去の記事でも少しだけ触れたとおり、ただの物理的法則の枠組みを超えて様々なことを深く知るうえで役に立つことがあるのです。それは一体どういうことなのかを、この法則を知らなかった方に法則自体の解説をしたうえでお話していきたいと思います。

慣性の法則」自体の説明 

 

 そもそも慣性の法則を知らない方もいらっしゃるかと思います。そのような方々へ、この場で簡潔ながら説明させていただきます。

慣性の法則

 止まっている物体に、力を加えなければ、そのまま止まり続けます。動き続けている物体に、力を加えなければ、そのまま動き続けます。これを慣性の法則といいます。

慣性の法則 ■わかりやすい高校物理の部屋■より) 

つまり、その場にとどまり続けようとする力の移り変わりについての性質となります。

ぼくが見つけた慣性の法則の本質

 

 では、なぜその慣性の法則が様々なことを深く知るうえで重要なのでしょうか?それはあらゆる物質はそのまま止まり続けると説明にあるように、様々な抵抗力を受けてとどまっているということを法則に内包しているからです。この抵抗を受けてその場にとどまっているとは、つまり僕たちがこの場にとどまっている瞬間、とどまる位置を完全に固定できているのは、抵抗力という力が加わっていたからです。仮にとどまろうと動くことをやめたときに抵抗力が加わらなかったら、その時は歩いていなくとも進み続けて車や壁にぶつかるなど危険な状況に陥っていたことでしょう。この抵抗力がない状態でこれらにぶつかっていたら、動き続けた影響で体が加速しているため高速でぶつかり甚大な負荷が体を襲うことでしょう。とどまっていることは力を受けていることと同じ。このことを法則の中に含んでいるのです。

抵抗力は人の営みにもある

 

 この抵抗力を受けるということが、物事を深く知る際に重要となってきます。なぜなら、ありとあらゆるものを動かす際には、この抵抗力に逆らったうえでそれ以上の力を動かそうとしているものに掛けなければならないことに説明がつくからです。これは人の心や行動にさえ同じことが言えることこそ、様々なことを深く知ることができ、あなたの人生にも影響を及ぼしかねない所以なのです。あなたは値打ちの高いものを買いたいとお思いでしょうか。また、異性にちやほやされたいとお思いでしょうか。これら人間の欲望を満たすためには行動を起こす、つまり動いて別の何かに働きかけなくてはなりません。その際に必ず必要となること、ものがあります。それは自分と別の何かを動かすこと、そのために掛ける力です。この時点で力を二つ用意しなければ始まりません。さらに、抵抗力に逆らわなければ、とどめている力を超える大きさの力でなければ用意することが無駄になってしまいます。その力とは財力であったり、魅力であったり・・・。このようにありとあらゆるものを動かすには力を用意しなければならないのです。

欲望のために力を用意するループ

 

 自分の欲望を満たすために力を用意する。これは当たり前のように思えて、本当は心も体も疲れ切る大変なことです。たとえば、財力を得るため、つまりお金を稼ぐために辛い仕事をこなす。これは心も体も疲れる典型的な行動です。自分が辛いと思っていることを余分にやらなければならないとは、とても疲れないでできたものはありません。しかし、欲望を満たすためにはそんな仕事をやり続けなければならない。そうやって得た欲しいものは心の疲れ具合により往々にして自分を満足させるに至らず、別なものがあるだろうとまた辛い仕事をする・・・。この生き方で心の底から自分が幸せといえるなら例外と言えます。しかし、そうではないのなら、はっきりいってそれは目の前に餌を吊るされていてそれに向かって走っている畜生と変わりありません。餌がファッションや異性になり、走ることが辛い仕事に変わっただけのことです。一説によると現代の日本社会における会社員の労働環境は、古代ローマの奴隷よりも待遇が悪いとのことです。それなら逃げればいいですが、欲望に囚われている限りそれはできそうにありません。ならば、いっそのこと欲望を切り捨ててしまえばいいのではないでしょうか?

欲を減らして抵抗力に逆らわないようにしよう

 

 もっとものが欲しいとか、もっと楽になりたいといったものを欲望を切り捨ててしまえば、餌を追う必要が無くなります。なぜなら、その餌は余分でありいらないものでしかなく、興味がないからです。確かに、生きるために必要なことはしなければなりません。しかしそれ以上の欲望は満たさなくても生死にはかかわりません。生きるだけなら奴隷よりもはるかにいい環境なのです。現状で満足しようとしない欲望故に苦しくなるのです。現状に満足して欲望を満たそうとせず、自然がもたらしている抵抗力に逆らわなければ、きっと楽に生きていけることでしょう。