人生に疲れた心を癒す、かびそうまのアローマブログ

ぼくでも、人生に疲れた人を少しだけでも支えられたらいいと思って書いていきます...。

お金に不安があるなら、持ち物や欲を減らして「本当に好きなもの」に使おう

 

収納スペースに潜む危険

 あなたのお住まいには収納スペースはありますか?もしあるのなら、その収納スペースに物はどれくらい収めてあるでしょうか?もし収納スペースからあふれるほど物を持っている場合、あなたは働いても働いてもお金に不安が残る人生を歩む恐れがあります。ぼくがそのようなことを言うのは、一体なぜでしょうか?

ものを買い続けるサイクルにハマるから、お金に不安が生まれる

 それは、ものを買うことで無意識のうちに心の中にものを買い続けるようなサイクルが生まれ、これがどんどん回り続けていくからです。趣向品を買うと自分の心の中で欲望が育ち、それによってまた趣向品が欲しくなって買う。そうするとまた欲望が育ち―――。このように、物を買って溜め込むことでまた物を買いたくなる衝動を抑えられなくなり、その結果物があふれお金が減っていくのです。不安がある人生が幸せだとは考えられないですよね。物を買うサイクルにハマるとお金がどんどん減っていくので、お金でお金を増やすための投資ができなくなるから減る分の埋め合わせのお金を自分で稼がなくてはならず、さらにまた物を買いたくなる欲望から稼いだお金は増えることなく減っていくという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

ものを買わないことは正しいが線引きは必須

 ならば、物を買わなければお金が貯まる。それを元に理想的な生活が送れる。そういった考えは正しいですが、ここでまじめな方は「あらゆるものを買わないで節約の限りを尽くしてやる」と勢いづいてしまうかもしれません。難しい話ではあるのですが、物をまったく買わないで生きることももちろんできない上、趣向品を”我慢してでも全く”買わないことはむしろ心にとって毒なのです。たくさん買うことはよくないことです。しかし、真面目なあなたにも好きなことや趣味があるかと思います。それらはお金をかけないでできることもありますが、多くはお金がかかってしまうかと思います。それでもあなたが心から大切にできるような「宝物」にはお金を気持ち多めくらいならつぎ込んでいい、むしろつぎ込むべきかもしれません。その「宝物」を磨くためにお金を使ったならそれが夢への羅針盤へと変わっていくかもしれないからです。

本当に好きな「宝物」はあなたを夢へと導く

 夢は人生の充実感を感じるためにとても重要なものであるから、心を癒すため計らいなくはあれど夢を追い続けるべき、といったことはこのブログの記事で主題として取り立てていました。しかし、人生でやりたい夢が未だわからない人も多いのが近頃の世の中だと思います。それならば好きなことを頼りに夢を探すべきです。その好きなこともおぼろげでよく分かっていない方もいらっしゃるかと思います。そこで登場するのがこの「宝物」なのです。

宝物のために好きで溜まったものを”捨てる”

 でも、お金をいろいろな好きなことに分散させているから、「宝物」と呼べるほどのものがない。といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。ご安心ください。”溜め込んだものを捨てる”ことをすれば、そこに埋もれている「宝物」をまるで宝探しをしているかのような感覚で見つけることができます。ここで注意していただきたい点があります。ぼくがお勧めしていることは飽くまでも”溜め込んだものを捨てる”ことであり”整理整頓をする”ことではないという点です。整理整頓はものを普段行かないようなところにしまうことです。例えば収納スペースでは手が届いてしまうから、物置代わりのコンテナに置き場を変える、といった具合です。これでは余分に買ったものに未練が残ってしまい「宝物」を磨いていく際の邪魔になります。対して余分だと思ったものを捨てれば、未練も一緒に捨てることができます。これなら心が軽くなってものに引きずられることが無くなり「宝物」を磨く、つまり捨てていった結果残った「本当に好きなもの」にお金をかけることができるのです。

捨てることができないなら誰かに譲るべし

 しかし、物を捨てることはなんだか損をする感じがして嫌、という場合もあるかと思います。それなら買い取ってもらったりその余分なものを必要としている誰かに譲ったりしてみてはいかがでしょうか?ぼくは買い取ってもらうよりかは誰かに譲った方が未練が残りにくいかと思います。なぜなら、買取はお金をもらえる分心を戒めなければ買い取ってもらったものを買い戻してしまうかもしれないからです。買取も譲ることもものに新たな役割を与える点では同じです。そんな仕事を、あなたはそれらを通じて立派に遂げたのです。ただ、ずるずる買い戻してはその務めも果たせません。それなら知り合いに譲り感謝される喜びを目に見て感じる。はたまた施設や団体に寄付してそこにいる人たちの「宝物」として使ってもらう。この方が有意義な捨て方かと思います。

喜捨”に基づいて物やお金と付き合う

 最近「マインドフルネス」が話題となりましたが、その源流を辿ると禅宗という宗教に行き着きます。座禅をすることで道のような大いなる力を感じる(道「タオ」の概念については↓の昨日の記事もご覧ください)

 

kabisouma.hatenablog.jp

 昔から日本に馴染みのある宗教です。この禅宗の教えで”喜捨というものがあります。ものを捨てれば未練から離れられるので喜んで捨てよう、といった意味です。禅宗が流行った昔の日本ですら物の誘惑というものがありました。昔からある誘惑を喜捨によって断つことで、あなたの人生はより豊かになるでしょう。