人生に疲れた心を癒す、かびそうまのアローマブログ

ぼくでも、人生に疲れた人を少しだけでも支えられたらいいと思って書いていきます...。

経済の基礎は信頼にあるから、嘘はなるべくやめよう

 

コンビニアルバイトで感じた疑問

 ぼくは以前コンビニでアルバイトをしていました。アルバイトをすると給料日で給料がもらえますよね?ごく普通のことですが、この時ぼくは「なぜアルバイトの見返りでお金がもらえるのだろうか?」と疑問を持ちました。それにはお金のために身を滅ぼす人がごまんといる世の中が不思議に思えていた、という背景があったのかもしれません。こんな紙に命を張ったり奪い合ったりする価値はあるのか?その答えを知るため、ぼくはインターネットにて「お金とは」と検索しました。その結果、お金は”信頼の塊のようなもの”であることがわかりました。

お金の本来の意味とは

 この意味を深く理解するには、経済活動の時代を石器を扱って狩猟をしていた原始時代まで遡る必要があります。この原始時代には円やドルといったお金は発明されていません。その中での経済活動はお互いに狩りで得た収集物を交換する、物々交換経済が主流にならざるを得ませんでした。しかし、物々交換にはある欠点があったのです。その欠点とは「相手の欲しいものと自分の欲しいものをお互いに持っていなければ経済が回っていかない」という点です。相手は魚を持っていて自分はそれが欲しい。しかし獣肉では相手の要求に応えることができないため交換に応じてくれなかった。そうなると経済が破綻してしまうのです。そこで原始時代を生き抜いた人々は、お金というシステムを作ることにしました。お互いが確実に価値があると思える貝殻や貴金属をお金として取り決め、お金を物々交換の際に相手に渡すものとして用いるのです。これならばお互いに価値を認め合っていたり、価値の高さが一般的に浸透していたりと相手との交換そのものが成立しないといった事態を防ぐこができました。しかし、この経済もまた成り立たなくなっていきます。なぜなら、貝殻も貴金属も収集したり加工したりできる量に限度があり、限度を超えるような価値の高い取引が成立しなくなってしまうからです。そこで、その後の世代の人々はお金のシステムを書き換えることにしました。それが現代まで用いられている、国が決めた紙や硬貨を価値があるものとしてその”仮の価値”を持つお金で取引をする経済です。(この制度を管理通貨制度と言います。)つまり、お金のやり取りとは物々交換の延長線にあるものだったのです。さらに物々交換をするにはもう一つ欠かせないものがあります。それはお互いの信頼関係です。

信頼し合う関係が経済の基礎

 信頼のおけない人と物々交換に踏み切る勇気がある人は、そういないでしょう。量が少なかったり、偽物を渡されていたりと交換に不備が起きやすく安心できないからです。逆に言えば信頼のおける人物は、仮にこの世界からお金が無くなってしまっても物々交換ができたり誰かからの援助が受けられたりと得をすることになると思います。そもそも国民が国を信用していないなら、このお金というシステムは破綻してしまったことでしょう。お金”自体はただの鉄や紙切れでしかなく、価値がないのですから。よってお金は人と人、国家と国民とで信頼関係にあってこそ使えるものなのです。また、そんなお金は信頼を集めたものといってよいでしょう。ではどんな人が他の人の信頼を得ることができるのでしょうか?それは至極単純です。誠実に、わかりやすい人間になろうとすればいいのです。

嘘は「なるべく」やめよう

 誠実な人は今の世の中少ないと思います。わかりやすい人や事柄も少ないと思います。ニュースを見る限り失言や犯罪にあふれているからです。このような時こと(少し言葉として悪いかもしれませんが)あなたにとっての信頼を得るチャンスです。周りの世界は嘘にまみれているからこそ、自分こそは等身大で誠実に生きることで、いざという時に信じてもらえると思います。そんな生き方にはどうすればいいか。これもとても単純明快です。嘘をつく時を”吟味”すればいいのです。今の複雑化した世の中嘘をつかなければ誰かが悲しむといった場合が本当に起こり得る場合もあるかと思います。そういった場合ぼくは嘘をついてもいいと思います。その場合の嘘は誰かに希望を持ってもらえるような嘘が理想です。悲しむからと言って甘えられるような嘘はその人のためになりません。現実は残酷なことも多いのです。だからこそ、そういった時なら真実を伝えるべきです。苦しみから逃れられる嘘は優しいけれども詐欺であると思います。その優しい詐欺は詐欺をされた人の受け入れるという、幸せになるための儀式のようなことを邪魔してしまう恐れがあるのです。だから、真実を伝えて一緒に受け入れる努力をする。これこそベストとはいかずもベターな選択なのではないでしょうか?いつもは嘘をつかず、相手を甘やかす嘘もつかず、相手を励ます嘘ならつく。そういったことを心掛けるならば、おのずと信頼してくれる人が周りに現れることと思います。